国後島の60歳の男性 ドクターヘリを待って4日目 昏睡状態、死の淵に

脳卒中を起こし、昏睡状態に陥った国後島の60歳の男性が、サハリンの病院に搬送されるのを待って4日目を迎えた。時間的猶予は1日ではなく数時間とみられ、死の淵にたたされている。ドクターヘリは1機しかないうえ、悪天候が重なってしまった。患者の妻は「夫は死にかけている。人工呼吸器をつけて集中治療を受けている間に脳卒中を起こした。毎日、ドクターヘリが来ると言われるが、天気が悪くて飛ばなかっている。ヘリが迎えに来てくれた人は幸運だ」と話した。サハリン州保健省は、取材に対して、「ドクターヘリは平均して毎日2回の救急搬送を行っている。搬送の判断は患者の状態と搬送に耐えられるかによる。最終決定は救急隊員と医師によって行われる。国後島の患者についてはサハリンの病院に入院が決定したが、患者の容体が不安定で、悪天候も重なり、輸送が困難だった。彼の状態と天候が許せばすぐに搬送される」と説明した。ドクターヘリは先日も悪天候のため、新型コロナに感染し重篤な状態に陥った色丹島の患者を搬送できなかった。(サハリン・インフォ2021/10/22)

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