美しいエメラルド色をたたえていた国後島のファウスタ湖が、多くの観光客が訪れて泳ぎ始めたことが原因で「泥の水たまり」に変わってしまった。国後島でエコツーリズムを推進している「南クリル諸島の観光とエクスカーション」によると、2018年8月にはエメラルド色をしていたが、2019年10月には著しく薄暗くなっていた。「今では、独特の温泉湖が普通の泥の水たまりに変わっている。観光客が泳ぎ始めてからわずか1年で、魅力は失われた。科学者たちは今年、微生物が死んだことを確認した」という。「私たちの自然の魅力は非常に壊れやすく、観光客の増加は島の自然に有害だ」として、クリル諸島への観光客の数を制限したり、厳格な行動規則を導入するなどの検討が必要だと訴えている。(astv.ru 2021/11/3)
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