全国で風力発電事業を展開する「クリーンエナジーファクトリー」(CEF、根室)の関連企業が20日、3月に休刊した「根室新聞」の題字を継承し、来年3月末から日刊紙を発行する計画を発表した。(北海道新聞2021/11/21)
通常の新聞サイズのブランケット判8ページの朝刊紙で、地域の話題のほか地域に関係する全国、国際ニュースも盛り込むという。発行地域は根室市、根室管内別海町、標津町、釧路管内浜中町を想定。広告も掲載し、購読料は月2500円を予定する。
CEFと、新聞発行を予定する「ネムロニュース」社の社長を兼務する鎌田宏之氏は「根室新聞がなくなり、市民からローカル紙がいまさらながら大切だったとの声を聞き、異業種から参入したいと考えた」と語る。今後、記者5人程度、営業社員3~5人を採用し、印刷、宅配は外部委託する考えだ。印刷だけはめどがついているという。
夕刊紙だった根室新聞は3月末、人手不足で記者の補充ができずに74年余りの歴史に幕を閉じた。(黒田理)
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