サハリンが脱炭素、新空港への省エネ技術導入で、日本側に協力要請 ロシア極東と北海道オンライン会議

サハリン州経済発展省は、ロシア極東地域(サハリン州沿海地方ハバロフスク地方)と北海道の行政、経済関係者らでつくる「経済協力に関する常設合同委員会」の分野別部会をオンライン形式で開いた。アレクセイ・ブトゥハノフ副大臣はあいさつの中で「日本は依然としてサハリン州の最も重要な経済的パートナーの1つ。北海道との交流は、二国間協力の発展に重要な貢献をしている。2020年と2021年は、パンデミックのため多くの交流が停止されたが、今年北海道と協力して登場した新たな方向性にも注目したいと思う。これは、サハリン州政府と日本側の共同作業であり、炭素規制と脱炭素化の分野で日本の経験を応用する可能性を研究している。私たちは北海道知事の支援を期待している」と述べた。会議の中で、サハリン州の代表者は、ユジノサハリンスクの新しい空港複合施設に最新の省エネ技術を導入する考えを示し、日本側の協力を求めた。サハリン観光情報センター「Goサハリン」のオレグ・ロマノフ所長は、定期的かつ相互にビジネスミッションを派遣することを提案した。「観光ビジネスの代表者が北海道とサハリンでの観光商品の形成と宣伝の特性を研究することができる。ユジノサハリンスクはロシアで最もアジアの都市と見なすことができる。日本を知りたいロシア人にとって「架け橋」になる可能性がある。ユジノサハリンスクから北海道まで飛行機で行くのに1時間もかからず、これは私たちの明白な利点である」と述べた。またサハリン州輸出支援センターの責任者であるディナ・ロマノワ氏は、日本市場への参入に関心のある企業と、地元の輸出業者に対する州および地域の支援策について話し、サハリン州デジタル技術開発副大臣であるエフゲニー・ゲッツ氏は、情報技術の分野での協力の見通しについて説明した。(サハリン・メディア2021/11/26)

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