国後島・ケラムイ崎の浜 無脊椎動物大量死 10月から3度目 原因は謎だが、日本では赤潮被害

国後島南部のベスロフスキー半島(ケラムイ崎)の砂浜で11月24~25日にかけて、エキウリダと棘皮動物のモルパディダの海洋無脊椎動物が大量に打ち上げられているのが見つかった。大量死が確認されたのは10月初めから数えて3度目になるが、その理由は明らかになっていない。10月4日にはユジノクリリスカヤ湾(古釜布湾)に大量の二枚貝(アサリやホタテなど)が出現したほか、10月13日~14日かけて、サウスクリリスカヤ湾とセルノボツキー地峡周辺でも見つかっている。11月23日~30日には太平洋側のフィラトフ川河口で、貝類が打ち上げられた。なぜ、無脊椎動物が大量に死んで見つかるのか、クリル諸島南部の海岸でたびたび見られる現象は謎のままだ。専門家がこの問題に包括的に対処し始めたという情報もない。ただ、動物の死は珍しいことではないことも確かだ。死んだ無脊椎動物クリル諸島に生息する鳥や動物にとってごちそうになるからだ。しかし、何が起こっているのか、憂慮すべきことではある。隣の日本の海岸では赤潮のために魚介類が大量に死んでいる。(Cirtysakh.ru2021/12/4)

※写真はクリル自然保護区のウエブサイトから

f:id:moto-tomin2sei:20211207141407j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20211207141441j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20211207141450j:plain

f:id:moto-tomin2sei:20211207141500j:plain

道東沖の海底で「ホシムシ」大量死 赤潮との関連調べることに

 道東沖の海底で「ホシムシ」と呼ばれる無脊椎動物が大量に死んでいるのが釧路水産試験場の調査で確認されました。こうした現象は調査開始以来初めてで、赤潮との関連について調べることにしています。(NHK2021/12/7)

 道総研・釧路水産試験場は先月、道東沖で試験調査船「北辰丸」でスケソウダラの資源調査を行いました。沖合24キロの水深およそ130メートル地点で網を引き揚げたところ、スケソウダラなどの魚に混じって、体長20センチほどの「ホシムシ」と呼ばれる無脊椎動物が300キロほど入っていて、ほとんどが死んでいたということです。
 ホシムシは海底の砂や泥の中に生息していて、今回のように大量の死骸が網にかかるのは平成7年の調査開始以来初めてだということです。釧路水産試験場は「何らかの要因で海底からはい出したとみられる」と話していて、道東沖で発生した赤潮との関連について今後、調べることにしています。釧路水産試験場の美坂正研究部長は「過去に例がない事象で赤潮との関連は不明だが、海底の環境が悪化している」と話しています。

f:id:moto-tomin2sei:20211207141625j:plain

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました