サハリン州議会の建設・規制と地方自治に関する委員会で、地図表記の問題が議論された。ロシア地理学会サハリン支部が問題提起したもので、南クリル諸島(北方四島)を日本領とする地図を掲載した出版物が後を絶たず、「日本による地図の侵略により、この問題への対応はますます重要になっている」と訴えた。サハリンの図書館で開かれた日本に関する観光写真展で、南クリル諸島が日本の一部として描かれた地図を掲載したパンフレットが1万部制作され、配布された問題が取り上げられた。パンフは日本から取り寄せたものでなく、ロシア側で印刷していた。ロシア地理学会は行政責任を明確にするための法案を下院に提出するよう、訴える準備している。(サハリン・インフォ2021/12/15)
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