国後島在住の女が他人の子供の出生証明書データを入手 子供のための一時金を詐取

ユジノサハリンスク在住のオリガは未成年の息子に対する一時金を受け取るため年金基金に申請したが、すでに一時金を受け取っているとして拒否された。3回目の申請の時に、国後島在住のアレクサンドラという見ず知らずの女に支払われていたことが分かった。もちろんオリガの息子とも全く関係がない人物だ。アレクサンドラはオリガの息子の出生証明書や氏名、生年月日などのデータをどこからか入手して、一時金を手にしていたのだった。オリガは国後島のアレクサンドラを探し出し、電話した。「お金がどこから来たのか分からない。そんな申請をしたこともない」と、女は惚けた。金を返すつもりはなさそうだった。オリガは検察庁に訴えると女に伝えたが、その後、電話番号を変えたのか連絡がつかなくなった。事件として捜査が始まったが、長い間、進捗について何も知らされなかった。そして12月、書類はロシア内務省当局に送られた。年金基金の担当者は、アレクサンドラが他人の子供のデータをどうやって入手したのか不思議に思っている。裁判所の決定で国後島の女は不正に受け取った資金を年金基金に返却するよう求められ、オリガは12月末までに一時金を受け取れる予定だ。(サハリン・インフォ2021/12/27)

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