択捉島の冬を楽しむ観光テストツアーが1月6日-7日に実施された。サハリン州政府と択捉島の旅行会社「ギドロストロイ・ツアー」が初めて企画した。サハリンの住民は6日、コルサコフからフェリー「パベル・レオ―ノフ」に乗船。翌7日朝に択捉島キトヴィ(内岡)の港に到着した。島内の観光は「ギドロストロイ・ツアー」が担当し、観光客が択捉島を巡る際に必要となる国境パスを引き継いだ。タチアナ・シャトワ代表は「州観光省との会合の中で、サハリンの住民が参加できるツアーを作成するというアイデアが生まれた。観光客は温泉やバランスキー火山、ヤンキト溶岩高原、滝の壁を訪れ、その日の夕方にサハリンに戻る」という。ツアーの費用は1人8,500ルーブルとフェリー料金7,162ルーブル(片道3,581ルーブル、4人部屋使用の場合)。島内で宿泊も可能で、その場合は1泊5,400ルーブルから。サハリン州政府は「択後島の自然は息を呑むほど素晴らしい。サハリンの住民にとって船の旅は必ずしも馴染みがないが、初めて島に来る人にとっては新しい発見の連続。1日の滞在で強烈な印象を残したようだ。この2年間、ギドロストロイ・ツアーは温泉の整備に力を注ぐなど、択捉島の変化は非常に顕著だった。見通しは非常に明るい」と話している。(サハリン・クリル通信2022/1/7)
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