ロシア軍の極東地域を管轄する東部軍管区は11日、クリール諸島(北方領土と千島列島)に昨年、主力の新型戦車T80BVを配備したと発表した。場所は明示していないが、ロシアが実効支配し、師団が駐屯する北方領土の択捉島や国後島とみられる。(北海道新聞2022/1/12)
T80BVは寒冷地に敵し、時速70キロ以上での走行が可能。配備後、射撃を伴う運転訓練を実施したという。クリール諸島とサハリン島で10日、兵士千人以上が約100の装備を使用する射撃訓練が行われており、投入された可能性が高い。【ユジノサハリンスク仁科裕章】
T80-BVはガスタービンエンジン搭載し、最高時速70kmで走行可能なことから「空飛ぶ」戦車と呼ばれる。北極圏の厳しい気象条件で運用され、性能は証明済み。最新のマルチチャンネル照準器、武器安定装置、観測装置など最新装備が導入されている。(astv.ru 2022/1/12)
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