対日戦争で戦死したソ連兵の大規模な遺骨収集を計画 サハリン50度線近くで

1945年8月。第二次大戦の終わり、南サハリンの攻撃作戦で1,000人以上の赤軍兵士が日本軍との戦闘で亡くなった。しかし、彼らのすべてが埋葬されたわけではなく、多くは戦場に眠ったままだ。兵士の遺骨収集を行っている「ロシア捜索運動」は今年、大統領助成金基金などから190万ルーブルの補助を受けて、大規模な遺骨発掘調査を実施する。調査の総費用は550万ルーブルで、国内16地区からボランティアが参加するという。最大規模の調査は79狙撃師団や166、157狙撃連隊が戦った北緯50度線に近いエリアで行われ、収集された遺骨は9月3日の軍事栄光の日に、スミルヌイフ地区のポベデイーノ村にある記念碑に埋葬される。アンケート調査によると、50%の若者は第二次大戦は5月9日、ベルリンで終わったと思っている。最後の戦いがサハリン地方で行われたことを知っているのはわずか10%だった。関係者は「残念ながら1945年8月の出来事を知らない。対日参戦したソビエトはサハリン南部とクリル諸島を取り戻し、中国を日本の侵略から解放した」と語り、遺骨収集活動を通じて自分たちの歴史を学ぶことの重要性を指摘した。(サハリン・インフォ2022/1/19)

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