28日、ロシアのガルージン駐日大使が鈴木知事を表敬しました。鈴木知事は、新型コロナなどで元島民が訪問できていない北方4島の、墓地の修復などを求めました。29日に札幌で日露両政府主催の「日露地域交流年」の開会式が開かれるのを前に、ガルージン駐日ロシア大使が鈴木知事を表敬しました。知事は「元島民も80歳を超えている。お力添えいただきたい」と述べて、新型コロナなどで元島民が北方4島に訪問できず、修復することができない破損した墓地の修復を求めました。これに対してガルージン駐日ロシア大使は「何ができるか本格的に考えたい」と答えました。また知事は、感染収束後の4島の交流事業再開に向けた協議の進展についても期待すると大使に伝えました。(HTB 2022/1/28)
北方四島交流事業の早期再開 知事が駐日ロシア大使に要望
(NHK北海道2022/1/28)
29日に開かれる「日ロ地域交流年」の開会式を前に、鈴木知事は28、ロシアのガルージン駐日大使と会談し、北方四島との交流事業について早期再開に向けたロシア側の協力を求めました。日本とロシアの地域どうしの交流を進める「日ロ地域交流年」の開会式は、おととし新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期され、29日に札幌市内の会場とロシア側をオンラインでつないで開かれます。これを前に、鈴木知事は道庁でロシアのガルージン駐日大使と会談しました。この中で鈴木知事は、新型コロナの影響で2年続けて中止となっている北方四島との交流事業について、「できるだけ早く感染状況を改善させて交流を続けていきたい。感染症対策について情報交換を行うなど互いの状況を確認しながら、早期再開に向けて準備していきたい」と述べ、事業の早期再開に向けたロシア側の協力を求めました。これに対しガルージン大使は、「感染状況が改善し新型コロナウイルスが収束してから、再びどうするか話し合いたい」と述べました。また、北方四島にある日本人墓地について、鈴木知事が「年数がたち墓石や標柱の破損が進んでいるため、人道的な観点から修復に協力してほしい」と述べたのに対し、ガルージン大使は「改善のため何ができるか検討したい」と応じました。
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