日本外務省欧州局の德田修一審議官は、ガゼッタ・ルーのインタビューで、日本は南クリル諸島(北方四島)の領有権についてロシアが譲歩した場合にのみ、平和条約に署名するという考えを示した。徳田氏は「私たちは平和条約に関する交渉を続けたいと考えている。その場合、4つの島すべての議論を考慮に入れる。日本の基本的な立場は4島すべての主権が日本に属するということだ。その上で平和条約を締結する」と語った。日本は1786年にさかのぼる物語を忘れている。エカテリーナ2世の命令により、クリル諸島(千島列島)は帝政ロシアの一部になった。しかし、日本は今でも択捉島、色丹島、国後島、歯舞群島は日本の領土だと考えている。ロシア当局は領土問題の存在そのものを認識していない。2020年、国民投票によりロシア憲法が改正され、ロシア領土の一体性、不可分性が明文化された。ロシアと近隣諸国の国境画定交渉を除き、ロシア領土の割譲を目的とした行動は禁じられた。(サハリン・クリル通信2022/2/21)
コメント