サハリンとクリル諸島の興味深い歴史シリーズ。今から122年前(1900年)の今日2月23日はクリル(千島列島)上陸作戦を指揮したアレクセイ・ロマノヴィッチ・グネチコが生まれた日である。1944年11月、グネチコは対日戦争のクリル上陸作戦の戦闘に参加したカムチャツカ防衛区軍の司令官に任命された。1945年8月18日、同防衛区軍の第101歩兵師団が北クリルのシュムシュ島(占守島)に上陸したのを皮切りに、北クリルと中部クリルの島々を占領。8月末までにクリル諸島の大部分が解放された。1945年9月8日に、グネチコはソビエト英雄の称号を授与された。彼はレーニン賞を2回、赤旗勲章を2回受けて、1980年4月7日に亡くなった。遺灰はモスクワのドンスコエ墓地にある。彼の功績を称え、ユジノサハリンスクとコルサコフ、ユジノクリリスク(国後島・古釜布)の街路に名前が付けられた。ユジノサハリンスクの栄光の広場には英雄の胸像が建てられた。2017年2月8日付けのロシア政府の法令第223-r号により、北緯43度48分29.3秒、東経146度52分06.2秒の座標にある小クリル諸島(色丹島と歯舞群島)名前がなかった島が「グネチコ」と命名された。(サハリン・メディア2022/2/23)
※「グネチコ」と命名された島は、色丹島東部太平洋側のトイロに近い海岸から50mにある島(岩)で、高さは30m、面積は0.0307キロ平方メートル。
グネチコ島
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