北海道の沖合(※江差沖)を漂流していたロシアの貨物船が、日本の海上保安庁の巡視船によって函館港に曳航された。貨物船は排水量677トンで、3月2日に小樽港を出港し、国後島に向かった。エンジントラブルが発生したとみられる。15人の乗組員に別状はない。タス通信によると、この船はサハリンの会社ギドロストロイ所属。(サハリン・インフォ2022/3/4)
※貨物船は冷凍運搬船「ルビノーブィ」号
択捉島を拠点にしている水産会社「ギドロストロイ」関係者によると、「3日、小樽港から国後島・古釜布港へ向けて航行中だったルビノーブィ号のエンジンの冷却システムが故障したため、函館港へ曳航してもらうこととした」という。1980年代以降、冷凍運搬船は漁船団の貨物の輸送に利用され、漁場で漁船から水産物を受け取り、港への運搬を行っている。(スプートニク日本を参照)
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