国後島ラグンノエ(二キシロ)に駐屯するロシア軍が4月1日、4日~8日、18日~22日、25日~29日まで、同島南部のゴロブニノ村(泊)のベロゼルスカヤ川(シロマンベツ川)近くで小型武器、戦車、大砲の射撃訓練を行う。また、デュボボエ村にある演習場「ラグノエ」でも小火器、グレネードランチャー(擲弾発射器)、装甲車両による射撃訓練を実施する。これらの地域では、事故を防ぐために練期間中、住民の立ち入りが禁止される。(astv.ru 2022/3/25)
ロシア軍、北方領土などで軍事演習 3千人以上参加
(北海道新聞2022/3/25)
ロシア軍の極東地域を管轄する東部軍管区は25日、クリール諸島(北方領土と千島列島)で軍事演習を行い、機関銃・砲兵部隊3千人以上が参加したと発表した。インタファクス通信が伝えた。具体的な場所を明示していないが、ロシアが実効支配し、第18機関銃・砲兵師団が拠点を置く北方領土の択捉島や国後島の可能性が高い。日本政府は外交ルートを通じて抗議した。
演習は仮想敵国の上陸部隊による攻撃を想定。数百の特殊装備などを投入し、空と海で迎撃する訓練などを実施したという。プーチン政権は対米核戦力の拠点と位置付けるオホーツク海の防衛で、クリール諸島を戦略的に重視している。ただ、ウクライナに侵攻するロシア軍が兵力を極東からも集めており、クリール諸島の防衛が手薄になっていないとアピールする狙いもあるとみられる。(渡辺玲男)
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