2022年2月のサハリン州のインフレ率は1月と比較して0.48%増加し、6.82%に達したが、極東連邦管区(8.02%)とロシア(9.15%)の平均値を下回っている。中央銀行などによると、ルーブルの弱体化や生産コストの増加などが要因という。2月のインフレ率には、欧米諸国のロシアへの制裁による影響は、まだ反映されていないとしている。北方四島を含むサハリン州の食料価格は年初から9.87%上昇。キャベツとニンジンが最も値上がりしている。地元の野菜は、より高価な中国産に置き換えられ始めた。リンゴ、バナナ、ブドウは、ルーブルの弱体化により影響を受けている。チョコレートなどは原材料のコストの上昇と生産国でのカカオの収穫量の減少により、著しく上昇。専門家は、ウクライナでの出来事と制裁を背景に、価格の急騰が続き、ロシア経済は大規模な構造調整の段階に入ったと指摘している。(astv.ru 2022/3/25)
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