ウクライナから避難の降籏さん、永住帰国を希望 旭川の道営住宅へ入居へ

 【旭川】ロシアの武力侵攻を受けるウクライナから旭川市内に避難したサハリン残留邦人の降籏(ふりはた)英捷(ひでかつ)さん(78)は13日、旭川市役所で記者会見し、「今後は(日本の)身内のそばで暮らしたい」と述べ、日本への永住帰国を希望していると明らかにした。(北海道新聞2022/4/13)

 降籏さんは日本の生活で不安な点として「日本語が分からないこと」を挙げた。市によると、永住帰国に必要な書類の一部はウクライナから取り寄せる必要があり、審査には半年ほどかかる見通し。

 降籏さんは会見前、近く入居予定の市内の道営住宅でも取材を受けた。ウクライナから一緒に避難した孫娘(18)ら3人と暮らす予定。住宅は道が無償提供し、冷蔵庫など家財道具は市社会福祉協議会が貸し出す。降籏さんは「住宅を整えてくれた皆さんに感謝したい」と話した。

 降籏さんは第2次大戦後、樺太(サハリン)に残留し、旧ソ連国籍を取得。50年以上ウクライナで暮らし、3月中旬に帰国した。(山口真理絵

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