ロシア「国産」の旅客機スーパージェット100を運航しているロシアの航空会社は、欧米の経済制裁による機体の整備、修理に問題を抱えており、今秋にも運航停止に追い込まれる可能性がある。同機種を使用しているイル・アエロ(本拠地・イルクーツク)のCEOは「ロシアとフランスの合弁企業が開発したSaM146エンジンを搭載しており、修理やメンテナンスを確実に行うことは不可能だ」と述べた。同社の他にも3社が同様の問題を報告している。エンジンの技術サポートが改善されない場合、今年秋には同機種による旅客輸送は停止に追い込まれるという。ロシア国内ではアエロフロートなど11社が約150機のスーパージェット100を運用。国産化するには国産エンジンPD-8をはじめ27に及ぶシステムを交換しなければならない。国産エンジンを搭載したスーパージェット100の初飛行は2023年第1四半期、量産開始は2024年からの予定。(astv.ru 2022/4/18)
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