ロシア漁業庁は、今春2022年3月から、択捉島根拠大手水産グループ“ギドロストロイ” (Гидрострой)もスケトウダラの洋上すり身の生産を開始し、既に1,000トン以上の製品を生産していると明らかにした。
同グループ所属トロール漁船“アレキサンドル・コサレフ”(Александр Косарев)は大規模改修を受け、近代的高次加工生産ラインを設備し、3月から着業を開始、現在、東サハリン海域で操業を行っている。
“アレキサンドル・コサレフ”は1日最大450トンの原魚処理が可能で、すり身のほかに、フィレ、ミンス、スケコ、シラコ、ミール等の高次加工製品を生産する。
“ギドロストロイ”グループはこれまで、投資プロジェクトの一環として、系列陸上水産加工場“クリリスキー・ルイバク”(Курильский рыбак)ですり身を生産してきたが、洋上では今回が初めてとなる。
なお、当該陸上加工場のすり身は、現在、主に国内カニカマ等練り製品メーカを市場として供給されている。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2022/5/2)
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