国後島西岸で男性1人の遺体発見 ロシア側から連絡

日本の海上保安庁によると、5月19日、知床半島沖で沈没した観光船の乗客とみられる男性の遺体が国後島の西海岸で発見された。ロシア側捜査機関は、外交ルートを通じて行方不明者の情報を要求しており、一致した場合は遺体を引き渡す。(astv.ru 2022/5/20)

国後島の西海岸にあるニキショロ湖。奥右手に古釜布の街が見える(2020年10月の上空慰霊で)

国後で発見の遺体は男性 知床・観光船事故

(北海道新聞2022/5/20)

 日ロ外交筋によると、ロシア側が北方領土国後島沿岸で見つけたと19日に日本側に伝えた遺体は男性で、着衣から日本の運転免許証が見つかった。

 松野博一官房長官は20日午前の記者会見で「ロシア側から19日、新たに国後島西岸で遺体を発見し、(カズワンの)行方不明者の可能性があると情報提供があった。海上保安庁が乗船者の家族に説明した」と述べた。

 日ロ外交筋の情報では、男性の遺体が見つかったのは6日に女性の遺体が発見された地点から北に約3キロ。着用しているズボンのポケットから運転免許証入りの財布がみつかった。日本政府は男女の身元特定に向け外交ルートを通じて情報収集を進めている。

 

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