サハリン州 太平洋サケマス増殖事業 稚魚放流のタイミング勧告情報提供

ロシア科学研究機関は、北海道に隣接するサハリン州サハリン島並びにクリール諸島)の太平洋サケマス増殖事業を支援するために、孵化場からの稚魚の放流に適したタイミング、条件を決定するための勧告情報を各事業者に発信している。今年2022年、サハリン州では6月期に当該稚魚放流が展開されている。全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、サハリン州の各事業者の孵化場が稚魚放流する河川の河口沿岸、40以上のステーションにおける1998年から今年2022年現在の水温の遠隔監視データと直近の気象条件を合わせて分析し勧告をおこなっている。サハリン島南部と南クリール諸島のステーション配置は別図のとおりとなっている。北海道に隣接するサハリン州では、今年2022年も太平洋サケマス増殖事業において10億尾以上の稚魚を放流する計画となっている。現在、サハリン州には70施設のサケマス孵化場があり、昨年2021年、13億粒の採卵が行われている。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2022/6/20)

択捉島国後島のサケマス孵化場

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