「ロシア捜索運動」のサハリン支部が実施している北クリル・シュムシュ島(占守島)での遺骨収集調査で、1945年8月の上陸作戦における日本軍との戦闘で死亡したソビエト軍兵士2人の遺体が発見された。165高地と呼ばれる島の北側斜面では、赤軍兵士の遺体と私物が見つかった。イニシャルが入った水筒などから、アーカイブのデータを当たったところ、兵士は1918年生まれのエフィム・クリュシェフとみられている。オムスクの出身で第138狙撃連隊に所属していた。2人目は、SSH-36鋼製ヘルメットをかぶり、飯盒にはニコライ・ブリュカエフと書かれていた。ジャケットのボタンから海軍の兵士だったと考えられた。その後、アーカイブを調査する中で、ブリュカエフは1946年7月に復員していたことが判明し、飯盒の持ち主ではないことが分かった。対日戦争の中で、シュムシュ島での戦いは、ソビエト軍が日本軍より多くの死傷者を出した唯一の作戦であり、亡くなったすべて兵士が埋葬されたわけではない。(サハリン・インフォ2022/6/29)
1945年8月18日 ソ連軍、占守島に上陸 165・171高地を奪取 – 北方領土の話題と最新事情 (hatenablog.com)
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