北方領土「洋上慰霊」の第2陣(歯舞群島コース)を乗せたチャーター船「えとぴりか」は25日午前、快晴の根室港を出港。納沙布岬沖の中間ライン手前で、元島民や2世が船上から島々を望みながら先祖の霊を慰めました。この日の気温は23度、第1陣の時と打って変わって青空が広がり、風もないべた凪の墓参日和となりました。多楽島出身の河田弘登志さん(87)は、洋上慰霊ができたことにほっと胸をなでおろしながらも、「欲が出てきて、もっと船を進めて故郷の多楽島まで行ってほしかった…」と、長いこと上陸していない故郷に思いをはせ、くやしさをのぞかせていました。
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