サハリン–北方四島航路などで定期便を運航しているサハリンの地域航空会社オーロラは現在使用している外国製の機材に代えて国産の短距離航空機スホーイスーパージェット100への切り替えを準備しているが、このほど連邦航空輸送局から同機のメンテナンスを行うための検査に合格した。これにより、オーロラ航空は独自に運用と維持を行うことができる。(サハリン・インフォ2022/8/3)
国産機スホーイスーパージェット100の納入めど立たず
オーロラ航空が現在使用している機材はすべて外国製で、フランス・ドイツのエアバス(9機)、カナダのボンバルディア(5機=サハリン-北方四島航路で使用)、バイキング(3機)となっている。オーロラ航空は今年スホーイスーパージェット100を3機導入する予定だったが、エンジンや部品に外国製品が使用されていることから、その国産化に取り組んでおり、納入の見通しは立っていない。(サハリン・インフォ2022/3/13)
西側制裁により国産機のシェア82%に 2030年までに7,700億ルーブル投入
ロシアの航空産業は西側の制裁により、海外メーカーからの新たな機材の引き渡しが停止され、外国製航空機のスペア部品も不足しており、ロシア政府は2030年までに7,700億ループルを投資して国産機のシェアを82%まで高める方針を掲げている。現在、ロシア国内で大量生産可能なのはスホーイスーパージェット100だけだが、そのエンジン部品を含む多くの部品は輸入に頼ってきたのが現実。(ロイター2022/6/27)
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