今日は何の日 1969年8月11日 色丹地震発生、津波の高さ5m

この日、色丹島の南東 90km を震源とするマグニチュード 8.2 の地震が発生した。最大震度は7.5 ポイントに相当した。地震は弱い衝撃から始まり、その強さは成長し、すぐに最大に達した。揺れは 2 ~ 3 分間続いた。地震は世界の果ての岬(色丹島)で最大の強度に達し、 鉄筋コンクリートの日本の建物(※色丹灯台と思われる)に亀裂が入った。木造住宅のしっくいが脱落し、壁に亀裂が走った。最も被害が大きかったのは国後島のゴリャチー・プリャジ(瀬石)と択捉島のゴリャチエ・クリュチ(瀬石温泉)、ブレベスニク(天寧)だった。地震により津波が発生し、色丹島のツェルコフナヤ湾では5mに達した。ちょうど干潮時だったため島の海岸に被害はなかった。(サハリン・メディア 2022/811)

※日本のデータでは地震発生は1969年8月12日6時28分。震央は北海道東方沖で、色丹島の沖合であった。北海道東部太平洋沿岸で震度4を観測。津波の高さは検潮所の高さで花咲129㎝、浸水高では釧路93㎝、八戸109㎝などであった。また平均高では色丹島で2.75m、択捉島で1.15m(Solov’ev,1978)であった。(千島海溝沿いの地震活動の長期評価 第三版)

色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)

色丹島クラボザボツコエ(穴澗)

色丹島のオストロブノイ水産加工場

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