国後島・古釜布付近の海岸 カマイルカの死骸見つかる

国後島ゴロフニン湾(※古釜布から近布内一帯の海岸線)の砂浜で15日、カマイルカの死骸が見つかった。外傷はなく、同島にあるクリル自然保護区の職員が研究のためにサンプルを採取した。カマイルカが砂浜に打ち上げられた理由を特定することは非常に難しい。1 週間の嵐の日に、観光スポットのゴロフニンスキー崖(オリコノモイ)の海岸で、観光客が浜に接近し過ぎたイルカを沖合に戻したとい情報がある。今回打ち上げらたれ地点とかなり距離があるが、同一の個体の可能性がある。クリル自然保護区によると、海洋動物を海に戻す時の標準的な手順は次の通り。専門家が現場に出向いて、場所の正確な座標を特定した上で、身体の損傷を検査し、個体のサイズ、年齢などを判断する。さらに、ひれの裂傷や損傷、頭や尾への外傷の有無を調べる。今回のカマイルカの場合は栄養状態が良く、外傷は砂浜に打ち上げられた時に受けた小さな引っかき傷だけだった。歯が数本折れていた。より詳細な研究のために皮膚や筋肉、脂肪層、歯茎、歯などの生体資料が収集され、モスクワ国立大学に送られるが、分析には相当の時間がかかる。(サハリン・インフォ2022/8/15)

 

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