「洋上慰霊」今年も 羅臼で9月17日

千島歯舞諸島居住者連盟(千島連盟)羅臼支部根室管内羅臼町は、北方領土の元島民らによる独自の「洋上慰霊」を9月17日に行うことを決めた。同支部と町の洋上慰霊は、新型コロナウイルス感染拡大による北方四島ビザなし渡航の中止を受けて初企画した昨年に続き、2回目。(北海道新聞2022/8/31)

 洋上慰霊には同支部の元島民や湊屋稔羅臼町長、同連盟の脇紀美夫理事長らが参加予定。民間観光船で午前9時に羅臼港を出港、日ロ中間ライン近くで国後島羅臼山に向け慰霊を行う。帰港は午前11時ごろの予定。

 墓参を含む北方四島へのビザなし渡航を巡っては、ロシアのウクライナ侵攻による日ロ関係悪化で再開が見通せない。同連盟羅臼支部の鈴木日出男支部長は「より島の近くで慰霊したい。今年も支部単独で行いたいという元島民が多く、機会を設けた」と話した。(小野田伝治郎)

昨年の洋上慰霊

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