自然環境保護の観点からクリル諸島(北方四島を含む千島列島)へのツアー料金を高く設定することについて、ロシア連邦観光局のエレナ・リセンコワ副局長は「大規模な観光では島の生態系、自然環境が侵害される可能性がある」と指摘した。ウラジオストクで開催された東方経済フォーラム「ユニークなクリル諸島と投資機会」と題したセッションで議論された。「クリル諸島への旅行は費用がかかる。それを安くすべきかどうか、我々は多くの議論を行っている。もちろん、大事なのはバランスだ」と語った。また、同副局長は極東でクルーズ観光を発展させることが重要と強調。「沿海地方、ウラジオストク、カムチャツカ地方、サハリン、クリル諸島を結ぶクルーズは、極東の観光の可能性を発展させる基盤の1つ。現在不足しているホテルのインフラ整備も必要だ」と述べた。(サハリン・メディア2022/9/9)
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