北方領土の元島民や後継者らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟(本部・札幌)の後継者キャラバンが16日、大阪市内の大阪府庁を訪れ、返還運動に協力を求めた。同連盟羅臼支部の城戸千尋さん(50)、十勝支部の佐藤一郎さん(57)、函館支部の山本由美さん(62)らが、北方領土返還運動推進大阪府民会議の田中宏和会長らを訪ねた。(北海道新聞2022/9/17)
メンバーは、自由訪問やビザなし交流に関しロシアが日本側との協定の効力停止を一方的に決定した現状に触れ「国民世論を高め、これまで以上に返還要求運動を盛り上げていく必要がある」とした、脇紀美夫理事長のメッセージを伝えた。田中会長は「徐々に風化されていないかと危惧する。活動に力を入れたい」と応じた。
キャラバンの本年度の道外訪問は山形、滋賀、静岡に続き4カ所目。(武田亮一)
コメント