ロシアの安全保障戦略に詳しい東大先端科学技術研究センター専任講師の小泉悠氏(40)が26日、「ロシア・ウクライナ戦争と日本 北方領土問題への影響」をテーマに釧路市内で講演し、「現在ロシア、ウクライナ両軍の実力は伯仲しており、戦争は来年いっぱいまで続く可能性がある」との見通しを示した。北方領土問題に関しては「ロシアは領土問題を日米同盟を弱体化させる材料として見ている。現状では日本がロシアに妥協しても動く気配はない。安全保障の観点からも日本はロシアへの経済制裁とウクライナへの支援を続けるべきだ」と強調した。(北海道新聞釧路版2022/9/27)
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