「世界観光の日」の9月27日に合わせて、ロシア天然資源環境省は国後島のクリル自然保護区に2つの環境学習ルートの開設を許可した。場所は国後島北部のプチチイ滝(ソコボイ滝) と太平洋側にあるチャチナ川(音根別川)。観光分野でクリル諸島の人気が高まる中、クルーズ観光に対応し、これまで閉鎖されていたプチチイ滝を開放。滝から1.2kmの海岸にボートで上陸することを認めた。プチチイ滝訪問には保護区の許可と入域料500ルーブルが必要。「新ルートにより、クルーズ船の観光客は島に長時間滞在することなく、保護区の美しい自然に触れることができる。自然への負荷を軽減する取り組みにもなる。これは南クリル諸島(北方四島)の観光を支援し、発展させるための良い妥協案である」と保護区のキスレイコ所長は話す。チャチナ川ルートの始点は徒歩でも海路でも到達可能。天気の良い日には河口からチャチャ火山(爺爺岳)の素晴らしい景観が広がる。(サハリン・メディア2022/9/27)
ソコボイ滝
温根別川と爺爺岳
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