色丹島 ボランティア医師15人が無料診療開始 28日までの10日間

ロシア各地のボランティア医師15人が18日、色丹島に到着し、28日まで住民に対して無料診察を行っている。今年15周年を迎えた医療ボランティア「ロシアのフロンティア」の一行で、色丹島訪問は約10年ぶり。モスクワやサンクトペテルブルクハバロフスクなど5都市から心臓、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、胃腸科、リウマチ、整形外科、泌尿器科神経内科、小児科の専門医が参加。眼科医の診察を受けるためにやって来た色丹島に42年間住んでいるネリー・コステレワさんは「ロシアのフロンティアの医師たちが提供してくれる医療の助けはかけがえのないものです」と感謝の気持ちを表した。医療ボランティアの取り組みは択捉島色丹島に水産加工場を有するギドロストロイ社が長年財政支援をしている。この取り組みに10回参加しているモスクワの耳鼻咽喉科の医師は「最初はクマと一緒に生活しなければならないと思って、寝袋を持参したが、当然そんなことはなかった。今は、寝袋の代わりに質の良い睡眠をとるため愛用の枕を持ってきている。私の重要な作業ツールだ」と話した。医師たちは28日まで、クラボザボツコエ村(穴澗)とマロクリリスコエ村(斜古丹)の住民を診察する。(サハリン・インフォ2022/10/19)

 

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