「ロシアのフロンティア」の取り組みで国内5都市から色丹島を訪れているボランティア医師団15人は、19日の診療開始以来1週間で1,140人の患者を無料で診察した。このうち183人の住民から何らかの疾患が見つかった。また、109人の子供たちが小児科の専門医の診察を受けることができた。ボランティア医師団が色丹島を訪れるのは約10年振り。南クリル地区中央病院シコタン分院のガリーナ・ゴロボチェソワ院長は「私たちは彼らのようなレベルの高い専門医を必要としている。遠隔地の色丹島では交通アクセスが難しく、住民はなかなか検査に行くことができない。一方で高齢者も多く健康問題は深刻。ボランティア医師の来島は極めて貴重な取り組みだ」と述べた。無料診療は26日までクラボザボツコエ(穴澗)とマロクリリスコエ(斜古丹)の2つの村で行われる。(サハリン・インフォ2022/10/25)
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