択捉島キトヴイ村(内岡)のポグラニチナヤ通りに賃貸の集合住宅が完成し、1日に鍵の引き渡し式が行われた。サハリン州住宅ローン庁が建てた3階建てで24戸(1LDK16戸、2LDK8戸)が入る。この日は、ディーゼル発電所の電気技師や看護師、空港従業員、修理工など16家族に鍵が渡された。残り8戸は老朽化し危険住宅と認められた家に住む住民に割り当てられる。入居者の1人は「リビングには窓が2つあり、1つは海を見下ろし、もう1つからはフメリニツキー火山(散布山)を眺めることができる。素晴らしい景観!!」と喜んでいた。ロコトフ市長は「待望の賃貸住宅が完成した。入居者は様々な職業の人々であり、地域の経済を発展させ、択捉島での暮らしをよくするという1つの目標によって団結している。今夜、住居の窓に明かりがともり、新しい生活が始まる。皆さんおめでとう」と挨拶。サハリン住宅ローン庁によると、最新の省エネ技術と耐震性を考慮して建設されたという。キトヴイでの賃貸集合住宅はこれで4棟目となるが、同庁が手掛ける賃貸集合住宅では択捉島の賃料が最も安く設定され、1LDKで月8,400ルーブルと市場価格の半分程度という。(サハリン・インフォ2022/11/1ほか)
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