世界自然保護基金(WWF)ロシア支部は、絶滅の危機に瀕しているラッコの保護プロジェクトの一環として、2023年にクリル諸島(北方四島を含む千島列島)で科学的調査を行うため募金活動を開始した。ドミトリー・ゴルシコフ支部長は「近年、ラッコの個体数はかつてないほど急激に減少し始めている。その理由は誰にもわからない。状況を詳細に調査し、種を保護するための手段を開発するために、クリル諸島への遠征隊を組織したいと考えている」という。WWFのウェブサイトにアクセスするたびにラッコの保護に貢献できるという。ロシアのクリル諸島、コマンドルスキー諸島、カムチャツカ地方に生息するラッコはかつて人々の貪欲さのために絶滅の危機に瀕していた。ラッコの信じられないほど厚い毛皮は非常に価値がある。近年、再びラッコの数は急激に減少し始めており、一部の個体群では減少率が 70% 以上に達している。科学者たちは、何が新たな脅威になっているのかを解明しようとしている。2023 年夏のクリル諸島への遠征中に、科学者は生態系の状態を調査し、種の豊富さに関するデータを収集し、必要な資料を収集する予定だ。(sakh-online/2022/12/3)
歯舞群島のラッコ
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