ロシア太平洋艦隊は、大型揚陸艦「アドミラル・ネベルスコイ」がクリル諸島(※この場合、北方四島を含む千島列島)付近で演習を行ったと発表した。演習は、敵が無人島の1つから偵察と妨害工作のためドローンを飛ばしたとの想定で行われ、同艦の防空部隊が形態式防空ミサイルシステム「9K38イグラ」で撃墜した。ロシア軍東部軍管区によると、クリル諸島に駐屯する地対空ミサイルシステムS-300V4部隊との防空訓練も実施された。S-300V4は2020年12月に択捉島と国後島に配備されている。この訓練では、敵の複数の航空機がロシア国境に侵入したとの想定もと、S-300V4部隊がいくつかの空中目標に対して発射訓練(電子訓練)が行われた。また、同艦の砲兵部隊が浮遊する機雷を検出して破壊する訓練も行われた。(astv.ru 2023/2/15他)
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