ロシア下院の予算委員会が22日に開かれ、財務省はクリル諸島(※この場合、北方四島を含む千島列島)を、新たに特別経済区(SEZ)の指定領域に加える改正法案を28日の下院本会議の第2読会で採択するようす求めた。(※SEZは地域経済の発展や優先分野への国内外企業の投資促進を目的に2005年に「ロシア連邦の特別経済区について」の法律によって創設された) 現在、経済特別区に指定されているのはクリミア、カリーニングラード、マガダンだけだが、マガダンの領域にクリル諸島を加える法改正が審議されている。財務省は「これはクリル諸島に関する大きな修正であり、マガダンに適用されている関税に関するすべての優遇措置を受けられるようになる」と話す。具体的には商品の通関手続きや自由関税ゾーンの適用に関する優遇措置が与えられる。特別経済区は2046年12月末まで維持される。改正法案は28日の開催される下院本会議の第2読会で審議される予定。採択された場合、公布から30日後に発行する。(sakh.online 2023/2/23)
色丹島・穴 澗
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