サハリン南部で第二次大戦中にレンドリースでアメリカから供与された戦闘機P-63キングコブラの機体が見つかり、引き上げ作業が行われている。場所はアニワ地区のウスペンスコエ村近郊の泥炭地。ロシア捜索運動サハリン支部のメンバーが1月、エンジンを回収した。シリンダーが溶けているなど激しく燃えた跡があり、飛行中に発生した火災が原因で不時着したとみられる。アルテム・バンドゥーラ支部長は「大祖国戦争中にレンドリースの下でアメリカからソ連に引き渡された戦闘機だ」と話している。ソ連には2,000機以上が供与されたが、制御の複雑さが難点だったと言われる。今後、残りの機体を引き上げる予定で、シリアルナンバーか確認されれば、アーカイブの資料と照合できて、さらに多くのことが分かると期待されている。引き揚げ作業は大戦中に死亡したパイロットを顕彰する「永遠の飛行」プロジェクトの一環として、サハリン州政府の支援を受けて行われている。(citysakh.ru 2023/3/13)
ウィキペディアより
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