国後島のサケの孵化場を視察したサハリン州漁業省のラドチェンコ大臣は、太平洋サケの資源回復を目指す取り組みとして、同島南部に新たに2つの孵化場・養魚場が建設されると明らかにした。国後島ではここ数年で、サハリン州政府の支援のもと、3つの孵化場・養殖場が建設された。南クリルルイバコンビナートが所有するベルブヒナ川の孵化場では今年、2,000万尾以上のシロザケの稚魚を生産した。今後、数年間のうちに採卵数は2倍になると期待されている。ゴロブニノ村(泊)では個人起業家のマキシム・ムラヴィョフ氏がサケ養殖場のネットワークを構築している。「リコルダ川(塘川)とゴロフニン川(泊川)では今年、2,500万尾のシロザケの稚魚が養殖されている。現在、近隣のフレブナヤ川とセンナヤ川(ポンタルベツ川)に新しい孵化・養魚施設を建設の建設に向けて承認をえるための科学的調査が進められている」と語った。(astv.ru 2023/3/20)
ラドチェンコ大臣(左)
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