サハリンの仲裁裁判所は、択捉島に拠点を置く大手水産会社ギドロストロイが択捉島の森林保護区で許可なく木を伐採し、建造物を築くなど不法に占有したとして、148万6,000ルーブルの支払いを命じた。2021 年 11 月、クリル林務署の職員が保護区を調査した際、ギドロストロイ社が正当な許可を得ずに1.5ヘクタールで117 m³の木を伐採し、建造物を構築。14 km² 以上の土壌が損傷を受けたことが分かった。これを受けてサハリン州森林・狩猟庁が裁判所に損害賠償を求める訴訟を提起した。裁判所は違法な木の伐採と森林地域の無許可使用については原告の訴えを認め、148 万 6,000ルーブルの支払いを命じた。しかし、原告が3,200万ルーブルとした土壌の損害については、犯罪の実行に関与した人物を特定できず、ギドロストロイ社の行為と土壌の損害に因果関係を示す証拠がないとして、原告の訴えを認めなかった。(citysakh.ru 2023/4/14)
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