国後島で「ロシアの新種の蝶」を発見 

これまで日本固有種と考えられていたアメネ・オブスキュラ(Aemene obscura)がロシアの国後島で発見された。(※国後島で発見されたのであれば日本の固有種です)、ロシア生物多様性センター博物館の研究員ヴィタリー・スピツィン氏は、ロシア科学アカデミー・ウラル支部のN.P.ラヴエロフ氏がロシアで初めて国後島で見つけたと述べた。「国後島では、私たちよりも前にこの種を捕獲した人はいなかった。日本の北海道、本州に生息し、日本の固有種であると考えられていた」–。スピツィン氏はオスとメスの標本を捕まえることに成功した。これらは、薄い灰色の羽を持つ小さな鱗翅目で、見つけるのは非常に困難といわれる。保護が必要な希少種であり、ロシア連邦レッドブックに含める必要がある。国後島の南西部の限られたエリアに生息しており、そこは他の島より比較的温暖である。現時点では、その生態は謎であり、そのライフサイクルは分かっていない。スピツィン氏は「クリル諸島を含めて極東の鱗翅目(蝶)の動物相はまだ十分に研究されておらず、新しい亜種が発見される可能性がある」と指摘する。(タス通信2023/4/11)

 

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