千島列島・松輪島 バスティオン沿岸ミサイル部隊の要員と装備を交代 ロシア太平洋艦隊

ロシア太平洋艦隊は、クリル諸島マトゥア島(松輪島=千島列島中部)で任務に就いている沿岸ミミサイル防衛システム「バスティオン」部隊の要員と装備を交代させた。大型揚陸艦「アドミラル・ネヴェルスコイ」が要員と装備の輸送を行った。太平洋艦隊は「アドミラル・ネヴェルスコイは太平洋艦隊ミサイル部隊の新たな要員と軍事装備を引き渡し、(これまで任務に就いていた」要員と軍事装備を船に積み込み、任務を完了した」と声明した。太平洋艦隊によると、バスティオン沿岸ミサイル部隊は2021年12月1日、マトゥア島の隣接する水域を防衛するため24時間体制の任務を開始した。「バスティオン」は、様々なタイプの水上艦艇を破壊するように設計されており、ロシア海軍のすべての艦隊に配備されている。太平洋艦隊の機関紙コンバット・ウォッチは2016年秋、「バスティオン」がクリル諸島択捉島国後島に配備されたと報じた。2020年12月1日、ロシア国防省は長射程地対空ミサイル「S-300V4」がクリル諸島で戦闘任務に就いたと発表した。日本は1855年の国境に関する条約(日魯通好条約)を引き合いに、クリル諸島の南部4島(択捉島国後島色丹島歯舞群島)の領有権を主張している。ロシアの立場は、クリル諸島南部は第二次世界大戦の結果、ソ連の一部となり、ロシアの主権には疑いの余地がないというものだ。(インタファクス2023/5/26)

※sakh onlineより

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました