択捉島 クリル中学校の愛国運動組織「ユナルミヤ」の児童生徒23人にメダル授与

戦勝記念日の軍事パレードに参加した択捉島リリスク(紗那)のクリル中等学校の愛国運動組織「ユナルミヤ」の隊員として活動している児童生徒23人に31日、活動を称えるメダルが贈られた。勝利広場で行われた式典には、クリル地区議会議長で統一ロシアのタチアナ・ベロウソワ氏、同地区教育局長のスベトラーナ・スネギナ氏、退役軍人でもあるアンドレイ・ゴルバチョフ校長らが出席。ベロウソワ議長は「私たちが皆さんをどれほど誇りに思っているかを表現する言葉はない。今年、この地域で軍事パレードが行われたのはユジノサハリンスクとクリリスクの2カ所だけだった。皆さんは択捉島の人々の前で厳粛な隊列を組んで行進し、それによって大祖国戦争の悲惨な時代に祖国を守った兵士たちの記憶に敬意を表した数少ない一人」と称えた。(エトロフ・ニュース2023/5/31)

ナルミヤとは 2016年6月、国防省は、8歳から18歳までの学童を対象とした全国軍事愛国社会運動協会「ユナルミヤ」(Юнармия)を立ち上げた。ユナルミヤ支部はロシア全国にあり、加入者に対し、愛国心育成を目的とした歴史・軍事史教育のほか、スポーツやサマーキャンプ、軍への入隊の勧奨や、入隊前訓練を行っている。2017年以降は、ユナルミヤのメンバーが対独戦勝記念日の軍事パレードに加わり、行進するメンバーの様子がテレビで全国に放映されてきた。2021年7月時点で加入者は85万人に達している。 (公益財団法人日本国際問題研究所ウエブサイトより)

 

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