羅臼町 北方領土元島民のインタビューなど収めたDVD上映会

北方領土の元島民の高齢化が進む中、元島民のインタビューなどを収めたDVDがこのほど完成し、道東の羅臼町で上映会が開かれました。羅臼小学校で開かれた上映会では、歯舞群島多楽島出身で修学旅行の生徒などを対象に語り部活動を行う羅臼町在住の高岡唯一さんの(88)インタビューや活動の様子を収めたDVDが上映されました。このDVDは元島民の平均年齢が87歳を超える中、貴重な“生の声”を保存しようと羅臼町がことし3月に完成させたもので、学校やコンブ漁の手伝いといった島での思い出や、1945年に上陸したソ連軍に自宅に押し入られた際、恐ろしく悔しい思いをしたことなど、終戦当時10歳だった岡さんの体験談がおよそ50分にわたって収録されています。羅臼町はこのDVDを地元の学校などに寄贈するほか、今後はインターネットでの公開も検討しているということで、湊屋稔町長は「啓発活動に大いに活用し、多くの人に高岡さんの思いを伝えたい」と話していました。高岡さんは「全国各地の幅広い世代に見てほしい」と話していました。(NHK北海道 NEWS WEB 2023/6/3)

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