色丹島はお花畑–。(ShikotanNews 2023/6/4)
1931年の調査で、色丹島には527種の植物が確認されている。「南千島色丹誌」は分布上、注目すべき植物としてシコタンマツ(グイマツ)、南限植物としてチシマイチゴ、分布学上重要な植物としてカタオカソウなどを挙げている。色丹の地名を冠した植物も多い。「北海道本島を巡る島嶼のうち、植物の宝庫として有名なるものに、北見の利尻、礼文及び南千島色丹の3島がある。是等3島はその面積に比して何れも豊富な植物を有し、又固有種に富み幾多珍奇なる種類に恵まれ、且風光絶佳の地である。(色丹)島内御花畑の発達するところとして斜古丹岬、馬之背、又古丹山、マスバ山等がある。寒流にむせぶ北部より東部の断崖上草原に壮麗な御花畑が形成されている。」南千島色丹誌「色丹島の植物(舘脇操)」(1940年)より
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