ロシア軍東部軍管区とロシア地理学会は7月4日から8月3日まで、クリル諸島(※北方四島を含む千島列島)の5つの島と周辺海域で大規模な調査を実施する。2019年から実施している調査探検プロジェクト「東の要塞・クリル諸島(千島列島)」の一環。同軍管区は「シムシル島、択捉島、ウルップ島、ブロウトナ島、チルポイ島とその周辺海域で考古学、地質学、土壌科学、植物学、魚類学、景観、火山学、鳥類学の研究が計画されている。2025 年までに、遠征の参加者は地表の景観変化のダイナミクスを特定し、レッドブックに記載されている動植物の個体群の現状を把握し、島々の先住民族の文化を研究して、ロシアによる開発の歴史的事実を明らかにする」と発表した。とりわけ、第二次世界大戦の軍事技術資料の探索に特別な注意が払われる。ロシア軍は遠征に必要な交通・通信、島での野外キャンプの設営、医療品、食料の手配などを支援する。(sakh online 2023/6/10)
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