サハリンで長く虐待を受けたシャー・ペイ種の雑種犬ティモシャが択捉島に住む新しい飼い主の元で幸せをつかんだ。長い苦しみを抱えたティモシャの物語はどうやら良い結末で終わったようだ。ヘルプ・フォー・アニマルズ財団の動物愛護活動家によると、「多くの人は、アニワ出身のティモシャの悲しい運命を覚えている。サディスティックな飼い主がアパートで鎖で縛り、殴りつけた。犬は痛みで金切り声を上げ、叫んだ。それは隣人が動物保護財団に通報するまで続いた。ティモシャは保護施設に避難することになった」–。その顛末をAstv.ruが記事にすると、ティモシャを引き取りたいとう多くの家族が現れた。だが、残念ながら選ばれたのは、あの家族だった。なぜ「残念ながら」なのか? 1か月後、ティモシャは再び保護施設に戻された。「引き取った家族はティモシャを残して旅行に出てしまったからだ。私たちはもう一度、astv.ruに記事を書いてもらった。そして、私たちのティモシャは択捉島の新しい飼い主セルゲイの元に飛ぶことになった」とボランティアたちは言いう。この良い話には、ちょっとしたおまけがあった。ティモシャを引き取りたいと保護施設に来た別の家族がいた。彼らは選ばれなかったが、ヴェロチカという別の犬と出会った。「ヴェロチカは子犬のときに保護施設にやって来た。私たちは、彼女も誰かに必要とされるだろうという希望を失うことはなかった。そして、奇跡が起こり、ヴェロチカは今、巡り合った家族と一緒に暮らしている」と同財団は話してくれた。(astv.ru 2023/7/2)
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