北方領土、往時の活気 木古内町役場 千島連盟が写真展

 【木古内北方領土元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟は町役場1階ロビーで、第2次世界大戦が始まる前後の北方領土の様子を伝える写真展を開いている。木古内での開催は初めて。道南での北方領土返還運動への理解を広げる狙いだ。(北海道新聞渡島桧山版2023/7/15)

 写真は元島民が撮影し、同連盟が収集したもの。択捉島で行われていたマスの水揚げ作業や、国後島の小学校で行われた運動会の様子など、島の豊かな暮らしを紹介するB2判39点が並ぶ。来場者の関心を高めるため、一部はデジタル技術でカラー化した。写真には解説文も添えられている。

 同連盟函館支部の副支部長で、町内在住の木元護さん(85)=国後島出身=は「島の行事や暮らしぶりを多くの人に見てほしい。希望者には当時の様子などを解説したい」と話す。31日まで。(金勝広)

 

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