今年2023年、北海道に隣接するサハリン州は、太平洋サケマス増殖事業において13億尾の稚魚放流を行う計画となっている。サハリン州では、ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局、ロシア中央魚類保護管理再生産機関“グラヴリヴォド”サハリン支部、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部“サフニロ”、獣医当局、同州当局、そして、同州サケマス増殖事業協会の各専門家で構成される特別委員会を設置して、当該増殖事業における稚魚管理体制を監視している。今年2023年、サハリン州では、当該増殖事業に70の企業と施設が関与しており、同年7月10日までに、9億3,100万尾の稚魚放流を完了している。この内、シロザケが7億300万尾を占め、カラフトマスが2億2,730万尾、ギンザケ55万尾等となっている。なお、これに対し、今年2023年度の北海道のサケマス稚魚放流計画は、シロザケ9億8,525万尾、カラフトマス1億2,540万尾等、計11億1,491.4万尾となっている。(ロシア漁業ニュースヘッドライン2023/7/11)
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