北方領土の関連施設巡ってカードゲット 根室管内でデジタルラリー 8月1日スタート

 【根室】道の北方領土対策根室地域本部は1日から、根室管内北方領土関連施設など6カ所を巡ってもらう「北方領土デジタルカードラリー」を行う。各施設に設置されたQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、返還運動のマスコット「北方領土エリカちゃん」「北方領土エリオくん」などのイラスト入りデジタルカードが手に入る。全6種類を集めると、抽選でエリカちゃんをあしらったエコバッグが当たる。(北海道新聞根室版2023/8/1)

 8月の北方領土返還要求運動強調月間の一環。遊び要素を取り入れ、啓発施設への来場を促す狙い。カードを入手すると、領土問題について解説する根室振興局のホームページのリンクも合わせて表示される。

 同本部は2021、22年、エリカちゃんなどが描かれた紙のカードを啓発施設で配布するカードラリーを実施。今年はデジタル化することで、参加者がより手軽に交流サイト(SNS)でイラスト画像を拡散できるようにした。

 対象は、羅臼国後展望塔(羅臼)、北方領土館(標津)、開陽台(中標津)、別海北方展望塔(別海)、道立北方四島交流センター(根室)、北方館・望郷の家(同)の6カ所。デジタルカードが全種類集まらなかった人でも、QRコードを読み取りアンケートに答えると、抽選でボールペンなどのエリカちゃんグッズが当たる。

 同本部担当者は「北方領土問題へ関心を持つきっかけにしてほしい」と話す。

 31日まで。参加無料。問い合わせは根室振興局北方領土対策課、電話0153・23・6827へ。(川口大地)

 

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